需要があれば供給があるのは世の習いで、一部のクルマ雑誌には、生活路に入り込むことを奨励するような抜け道ガイドが記事になったり、抜け道ガイド本なるものが売られている。こんなものに絶対に頼ってはいけない。私はいかに渋滞が激しくても、安易に抜け道を探して、裏道に入ったりしないことにしている。そもそも道を探しながら走るのはきわめて危険だ。注意力が分散してしまい、通い慣れた道ならすぐに気づくことに気づけない。警察の調書に「前方不注意」などと記されることになる。少々時間がかかっても、幹線道路の渋滞に甘んじる。いまは携帯電話という便利なものがあるから、遅れそうなときはクルマを停めて、そいつで相手に連絡を入れればいいのだ。それにうかつに抜け道を行こうとすると、ドツボにはまることが多々ある。クルマの場合、「急がば回れ」という格言は当てはまらない。
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