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大容量化が実現している

ISDNは、現在、使用されている電話やFAX、データ通信など、性質の異なるさまざまな情報を、専用の交換機ですべてデジタル信号に変換し伝送するデジタル通信網で、NTTが64Kvpsの「INSネット64」、1.5Mvpsの「INSネット500」等のサービスをおこなっている。ただ、現在サービスされているISDNは、音声や通常のデータなどを送受信するレベルまでは使用に耐える伝送速度を持っているが、テレビ映像レベルの動画像や超高速データには不十分だ。このため、今後は光ファイバー網を使うことを前提にして、最大622.08Mbpsの伝送速度を得られるB‐ISDNが計画されている。電磁波(電波)というのは周波数が異なれば互いに干渉し合わないという性質を持っている。だからテレビやラジオなどは異なる周波数の電波を使って放送ができるわけだ。そして人類は真空管、トランジスタなど、より周波数の高い電波の発信源を発明するにつれ、産業に利用できる電波の帯域を広げていった。たとえばVHFのテレビ放送は、100メガヘルツ前後の周波数の電波帯を6メガヘルツ幅でこ1チャンネルに分け合って使っている。そこで、テレビ放送事業の収入で1メガヘルツあたり100億円のビジネスというような計算も成り立つ(後藤尚久編著『電子技術と社会』財団法人放送大学教育振興会)。また、いまの携帯電話には、周波数10ギガヘルツの電磁波が用いられている。光ファイバーは、半導体レーザーによって周波数のきわめて高い光信号を発し、情報を伝送する伝送路だ。送る信号の周波数が高ければ高いほど、つまり帯域が広がるほど、伝送できる情報量が大きくなる(BIISDNの「B」とは、広帯域=Broadbandのことだ)。「1本」の光ファイバーは1秒あたり10ギガビットの情報を送ることができる(つまり10Gbps)。通常の銅の電話線のおよそ1000倍である。WDMWavelengthDivisionMultiplex)というのは、1本の光ファイバーに、波長分割した(周波数の異なる)何本かの光を通すことで、複数のメッセージを同時に送ることのできる技術だ。この技術を使うと、光ファイバーはさらに大容量化される。それも最大1000倍(10Tbps)。つまり1本の光ファイバーに最大1000チャンネルの回線を取れるということだ。実際には800Gbpsまで実用化されて太平洋横断海底ケーブルなどに利用されているが、それでも銅のケーブル8万倍。途方もない大容量化が実現しているのである。

[参考]
デジタルカタログ活用ガイド
http://www.pleasure-ground.com/