BMW318iは400万円以下で手に入る。6気筒エンジンを積んだクルマこそBMWらしい、という意見にはぼくも賛成するが、この18Lの4気筒エンジンも悪くない。低回転域はあまり力強くはないか、高回転域はさすかBMWエンジンといった力強さ、スムーズさかある。「グーン」といった心地よいサウンドはほんとうに耳に快い。3シリーズのボディーはBMWの中ではいちばん新しい。それだけに保守性の強いBMWの中にあってはいちばん近代性も感じさせる。
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3シリーズは保守性と近代性とがほどよくバランスしている。これからもまだまだ魅力を保ち続けられるスタイリンダだ。インテリアがとてもいい。各部の仕上げもいいし、落ち着ける。18Lモデルとはいっても、インテリアのグレードはチャチなものではない。たとえば灰皿のふたを開け閉めするときのクリックのタッチのよさ、エアーコンディショナーのルーバーなどに触れたときの感触の高級さ、ドア・アシスト・グリップの断面形状と握り心地の良さ。こうした基本的な部分は上級の6や7シリーズと差はない。318万円は安価だが、BMWというクルマのもつ本質的な部分のテイストは十分味わえる。「318万円なんてせこい」といったことをいう向きもあるが、そんなことは聞き流せばいい。良質のブランド物を気楽に味わえるという意味で長くつき合うのに適している。