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無責任極まるメーカーが大手を振っている

化粧品、クスリ、野菜の残留農薬、そして大気中にはダイオキシンたっぷりという具合に、私たちの身体のなかで、合成化学物質が、まるでミックスジュースのように混ぜ合わされ、撹拌されているのです。アメリカでは、埋葬した死体がなぜか腐っていないことがあるといいます。食品や化粧品類のなかに入っている合成化学物質の防腐剤が、しっかり効いているらしいのです。ジョークにしても笑えない恐ろしい話です。合成化学物質というのは、死ぬまで、いや、死んでも身体から抜けないということを実証しているようなものです。食品添加物の歴史はたかだか40年足らずです。人類のはるかな歴史に比べれば、ほんの一瞬にすぎません。ところが、これほど私たちを急激に脅かし、次世代までも危険にさらす存在になってしまったのです。これには、社会や行政、安易なイメージでものを売ろうとする広告の作り手にも責任がありますが、何よりも、食品をつくる側の罪こそ計り知れません。かつて食品添加物に指定されていた食用赤色102号という着色料に発ガン作用が見つかり、急きょ使用禁止になったことがありますが、危険であるとわかってから排除されるまでに、何と10年の歳月がかかりました。10年間、野放しにした行政の責任も問われるべきですが、いくつかのメーカーは、危険とわかった後も知らん顔でこれを使っていたのです。「禁止されてないのだからいいじゃないか」というわけです。何も知らずに10年間食べていた私たちこそいいツラの皮です。「ああ無事でよかった」と、まるで人体実験をされていたようなものです。口当たりのいい情報ばかりが氾濫し、真実はなかなか明かされることはありません。そして公表されたときはすでに手遅れということになるのです。そんな無責任極まるメーカーが大手を振っている状況を変えていかなければなりません。