自分の人生のことばかり優先して、相手に自分に都合のいい、いってみれば召使いの役割のみを期待することになってしまう。そこで欠かすことのできないのが、第二のチェックポイントである。これは第一のチェックポイントの裏返しであって、相手はどんな人生をつくりたがっているのか、そのために自分は何ができるか、ということである。たとえば、結婚の対象と考えている男性が銀行員で、行員としての出世を望んでいる。地方転勤は避けられないだろう。合意のうえで単身赴任を選ぶならそれもいいが、できれば家族が離れずに暮らしたいと考えているとすれば、自分はついていくことができるか、と真剣に検討しなければならない。夫についていくとき、自分の仕事はどうなるか。この仕事は続けたい、しかし東京を離れてしまっては続けられない、ということになれば、彼を夫に選ぶことはあきらめざるを得ない。一方、男性側から考えれば、自分の結婚したい女性が看護婦を一生の仕事としたいと思っているとしよう。そのとき、自分は帰宅して一人で電灯をつけ、米をといで、炊飯器のスイッチを入れる、といったぐあいに家事を分担できるだろうか。このように自問自答してみて、その程度の家事ができるなら結婚すればいいし、自分にはできないと思うなら結婚しないほうがいいだろう。そういう確認を怠って、結婚してから相手の希望を聞かされてあわてても後の祭である。結婚するまでの間に、お互いの人生の最重要事項を確認し、そのために自分も相手も何ができるかを明らかにする。自分の人生目標達成のためのチェックと、相手の人生目標達成のためのチェックの二つをしておくことである。