創立50年を前に就任した社長は、自信を持ってホンダグローバル戦略を進めると言う。自動車メーカーのグローバル再編・合従連衡の動きにも「二輪車、四輪車、汎用機を合計すると、世界で年間4000万台(のエンジンを)生産している。この3事業は、技術、生産、販売などで相乗効果を発揮できる余地がまだまだある。生き残りへの400万台クラブなんて意味がない」とも言い切った。ホンダの海外進出は、(1)製品の輸入販売で現地法人に資金を蓄積、(2)その資金で二輪車や汎用機の生産を開始、(3)さらに需要動向を見て四輪車に進むというステップを踏んできた。投資リスクが低く、現地従業員や部品メーカーの確保、育成も容易となり、現地法人の財務基盤は強固なものとなるしかし、ホンダの海外依存度、とくに北米依存度が高いことは、裏返すと北米で儲かる度合いが大きすぎて、米国経済が悪化すると問題も生じかねないという側面を持つ。とくに、世界4極体制のなかで日本本部の国内四輪営業は、「国内年間80万台販売体制」の確立を推進してきたが、97年にはこれを達成したものの、体制確立にまでは結びついていない。「北米での儲けを日本国内に注ぎ込んでいるのでは」との見方もされるほどで、国内販売がホンダの弱点とも言われる。トヨタが日本国内で意識するのは、二輪車から築いたホンダの若いユーザー層のキャッチカがある。
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